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バンドリ!の「第12~14話」

バンドリ!

第12話 ガールズバンドパーティ!

ファミリーレストラン

各バンドのメンバーたちがファミレスに集まり、イベントの内容について話し合っている。香澄がイベントの名前について提案する。「ガールズバンドパーティ」はどうだろう?パーティという響きや持っている意味からしてとてもいい感じ。異議を唱える者はなく、この名前に決まる。

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次は肝心なイベントの内容についてだけど、どんなパーティにするのか話し合ったが、こころは「世界中を笑顔にするパーティ」がいいと言い、イヴは「ブシド―パーティでステージで藁を切る」とか、蘭は「他のバンドとセッションしてみたい」とか。

すると、友希那は賛成するが、「セッションをするからには自分たちと同じレベルまで演奏技術を引き上げてもらう」などと。日菜は「姉と一緒に演奏したい」と言うし、薫は「ミュージカル風に仕立てて、次々にいろいろなバンドが演奏していくというのはどうか」などなど、みんなそれぞれに自分の思いを話し、まとまらない感じだ。

蘭の意見は、「バンドとバンドのつなぎ目にセッションを入れて、音楽を繋いでいくのがいい」と建設的な考えを披露する。麻弥も「それぞれのバンドの曲を1曲ずつカバーし合うのはどうか」と。

彩は「みんなにライブハウスのことを知ってもらえるようにMCはちゃんと入れた方がいい」と意見する。すると、友希那が「音楽は何よりも雄弁、MCは必要ない、自分はやらない」と反論。

千聖は「アイドルバンドにとってはMCは必要不可欠なもの、お客さんを盛り上げるためにトークも大切なバンドとしてのスキルだ」と反撃。

この間の打ち上げとは打って変わり、それぞれ自分たちのバンドの個性を重要視している。音楽についてはそれぞれのバンドなりに強いこだわりを持っていて、それをぶつけ合っている。

話がまとまらない中で、香澄は、何とか方向性を出していこうとするのだが、MCの有無についても賛否あり、各バンドの曲をカバーすることについても賛否両論あり。

話はまとまるどころか、蘭は、これ以上話していても意味がないと言い出し、席を立つ。それに続いて、みんな退席してしまう。結局、取り残される形になった香澄たちは、みんな困り顔。イベントはいったいどうするつもりなんだろう?

第13話 5バンドの共通点

CiRCLEスタジオ

「ガールズバンドパーティ」とイベントの名称が決まったのはよかったのだが、内容については個々のバンドで意見が異なり、話が前に進まなかったと話す沙綾。

確かにバンドの方向性が違い、お互いに譲れないものがあるというのは理解できる。果たして「ガールズバンドパーティ」の開催が実現できるだろうか?香澄は、話し合いがうまくいかなかったことで、落ち着かない気分になっている。

5バンドの共通点が見つかれば…もしかしたら、「ガールズバンドパーティ」開催の糸口になるのではないだろうか。たとえ目的が違っていたとしても、「バンドをやる」という部分では共通だ。ひょっとしたら、今見えていない共通点がもっとあるのかもしれない。香澄は、それぞれのバンドのことをもっと知ることが必要なのではないかと気付く。

翌日・通学路

通学路では、友希那とリサが昨日の「ガールズバンドパーティ」の件について話していた。自分たちなりの信念を曲げるわけにはいかないと友希那。あの場で退席して香澄たちをハラハラさせてしまった、イベントに出るのならちゃんと話し合いはすべきだとリサ。みんなの気持ちを1つにしていくにはどうしたらよいのだろう?この2人もそのことについて悩んでいる。

羽丘女子学園校門前

校門前では、予定ではイベントの合同練習は明日になっていたが、参加するかどうか巴たちが悩んでいた。このまま行けば、またケンカになるかもしれないし…。自分たちなりの考えを携えてから参加しないといけないのでは…?と巴は考えてもみたが、そんなすぐに結論には直結しないだろうし…。

話し合いが頓挫したのは、蘭の勝手に出て行くという行動が引き金になったことを、巴は直接的に蘭に告げた。蘭は返す言葉もなかった。

CiRCLEスタジオ

CiRCLEスタジオでは、沙綾が中心となって、各バンドの共通点探しが始まっていた。どこのバンドも明日の合同練習はキャンセルすると伝えてきた。この前のライブは成功して盛り上がったのに、今回はみんな気持ちがバラバラで、ポピパのメンバーたちは残念な気持ちでいっぱいになった。

第14話 芯があるからこそ

翌日・CiRCLEスタジオ

本当なら今日は合同練習の予定だったのに、スタジオ練習に集まったのはポピパのメンバーたちだけ。もしかしたら、みんな個別に練習しているかもしれないし、自分たちも練習は続けないとと、沙綾は前向きにみんなに呼びかける。だけど、香澄は返事を返すだけで、どことなく調子が悪そうだった。

CiRCLEロビー

ロビーで休憩を入れることにしたが、やっぱり香澄はいつもの元気が出ない。よほど今度のことがショックだったのに違いない。みんなは香澄のことが心配になった。今は考え込まない方がいいのだ。

だけど、香澄は、それぞれのバンドの共通点についてずっと考え続けていたのだった。それぞれのバンドの共通点…共通点なんてないんじゃないか?そんなふうに考え始めていたのだ。とりあえず、香澄が落ち込んでいるわけではないことが分かり、有咲もみんなも少し安心する。

どのバンドも個性的でそれぞれの主張も強い。どのバンドも簡単には妥協しないだろう。だけど、どこかのバンドが妥協してくれないと「ガールズバンドパーティ」は本当に開催できないのか?ひょっとして、妥協しなくてもできるんじゃないのか?

たえは、ずっと考えていた。今は共通点を見つけることに必死になっているけど、みんなの妥協点を見つけるということではないのでは?たえは、みんなで初めて集まって演奏を聴いた時のことを思い出していた。あの会場では、いろんな音楽が響いていて1つとして同じものがなく、とても楽しく感じた。どのバンドにも芯があるから、好きになれたと。

それぞれのバンドの個性や特徴がちゃんと表現できるライブを目指す。こだわりは大いに結構なこと。だけど、これだといつまでたってもまとまらない。

香澄は、ずっと真剣に考えてきたが、名案も思い付かないので、みんなに、頭を使うのを止める!と突然の宣言。考えても仕方ない!そうだ、それなら行動するしかない!香澄に、いつもの香澄らしさが舞い戻ってきた!だけど、具体的にどうするのかという部分はないんだけどね。

たえの「もう一度演奏しよう!みんなの音楽を聴いた時の気持ちを思い出そう!」という誘いをヒントに、とりあえず、みんなの演奏を聴いた日に気持ちを戻してみたら何か突破口が見つかるのではないかということに落ち着いた。こうなったら手段はただ1つ!香澄は閃いた!そう、強制連行だ!!

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