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バンドリ!のRoselia青い薔薇芽吹く(第10~12話)

バンドリ!

第10話 青い薔薇

ライブ前日・羽丘女子学園 2-A教室

ライブの日が迫り、遂に明日となった。リサと同じクラスの日菜が、姉の紗夜とバンドを組んだのは本当か?と尋ねてくる。紗夜は家では日菜に何も話さないようだ。日菜は、バンドをしている時の姉の様子をしきりに聞いてくる。よほど気にかかるのだろう。

ライブ当日・ライブハウス前

ライブハウス前では、あこが燐子に自分たちのバンド名の入ったボードを見せて元気づけている。そのバンド名とは…Roselia…。あこは持ち前の元気で、初ライブ前の雄叫びを上げた。燐子もリサも緊張気味で声が出ていない。

楽屋

思っていた通り、紗夜は、いきなり1分35秒の遅刻だと告げる。そして、友希那も思った以上に厳しい。馴れ合いはダメ。気持ちの整理は個人で済ませてきてもらわないと困る!

リサは、友希那の隣にいるためには…と考える。バンドで技術が足りないのは自分だけ。だからこそ精一杯ベストを尽くし、やるしかない、良い結果を出さないと。

あこはバンド名のRoseliaの由来を尋ねた。薔薇のRoseと椿のCamelliaから青い薔薇をイメージして。これは友希那があれこれ時間をかけて考え決めたものである。すると燐子は「青い薔薇」の花言葉を思い出した。「不可能を成し遂げる」…?

ステージ

遂にラスト曲「BLACK SHOUT」が終わった。歓声に沸くステージ。

高校生でこのレベル!Roselia!この子たち話題出ますよ!今月のPV数、トップも狙えるかも!といった声が響いている。

ライブが無事に終わり、あこは有頂天。燐子は初めて味わう音楽の楽しさ、そして人前でこうして演奏している自分に気付き、リサもまたひとりの時よりもずっとうまく弾ける自分に驚きを隠せない。紗夜も気付いていた。この3人がさらにパワーアップし、この音に自分が引き寄せられていることに…。そして、友希那は心の中でこう思った。「行けるかもしれない!このバンドなら!」

帰り道

あこたちは大喜びだった。なぜって、ライブハウスを出たら、歓声が上がったから。もうファンができたということだから。紗夜は高揚したあこを抑える。リサは、しきりにお腹が空いたと訴えるあこに、初ライブ記念に、みんなでファミレスに行こうと誘う。技術と揺るがない意思を維持するための活力が今は必要だからと紗夜と友希那を納得させ、みんなで行くことになった。

ファミリーレストラン

友希那も紗夜もダンマリで、あこたちの盛り上がりに圧倒されている。普段ファミレスは使わないと言う二人。友希那がしたいのは音楽の話だけだと語り始める。もちろん今日のライブのこと。リサが確実に上手くなっていたこと。あこも燐子も、短期間でRoseliaのレベルが確実に上がったことを評価する。そして、本当にこの5人で本格的に活動するならば、友希那たちの目標をそろそろ打ち明けると言い出す。

「FUTURE WORLD FES.」の出場権を掴むために、次のコンテストで上位3位以内に入ること。この目標を達成するために、このバンドのレベルを極限まで上げること。音楽以外のことをする時間はほぼない。着いて来れなくなった時点でバンドから抜ける…。

友希那は3人に、Roseliaに全てを賭ける覚悟はあるのかと厳しく尋ねる。

第11話 双子の妹

数日後・江戸川楽器店

店員がこの前のライブのことを話題に紗夜に話しかけてくる。そしてライブの時の記事を見せてくれる。その記事を見ようとした紗夜の視界に入ってきた1枚のポスターがあった。そこには、最近デビューしたらしいパステル*パレットの写真が!そしてメンバーの中に紗夜によく似た顔があった。

スタジオ

スタジオに入ってきた紗夜を見て、友希那がどうかしたのか?と尋ねる。いつもなら、まず紗夜が、あこたちの音楽以外の話にストップをかけるのだが、今日は違ったから。

紗夜は、さっきのポスターの写真に動揺していた。写真の一人は確かに妹の日菜だった。しかも、自分と同じギターだった…。遠くからあこたちのおしゃべりが紗夜の耳に届く。「おねえちゃんっていうのは、ずっと、一番カッコいい、妹の憧れ…」。

紗夜は、ハッとした。そして、あこのおしゃべりについムキになって叫んでしまった!全員が驚いてしまう。紗夜は小さい頃からいつも妹から憧れられることを負担に感じてきた。妹にマネされるのは本当に嫌なことなんだ!

友希那はRoseliaに私情を持ち込まないようにと、紗夜にストップをかける。さらに、演奏に集中できなかったことを理由に、紗夜に今日はもう帰るように指示する。みんなに迷惑をかけたことを謝り、一人紗夜は退室した。

残ったあこたち。音楽以外の話、特に「姉は妹の憧れ」っている話は紗夜の前ではしちゃいけないと分っていたはずなのに…。紗夜の嫌な話をしてしまったあこは、自分を責める。

宇田川家 リビング

元気なく帰宅したあこの様子に驚く姉の巴。あこはいきなり、「あこって、おねーちゃんの負担なの?」と切り出す。紗夜の言葉が心に引っかかっていた…。

第12話 突然の誘い

数日後・羽丘女子学園 2-A教室

教室では、日菜がテストで100点を取ったのに、つまらなさそうにしている。

そして、リサは友達から、この前のライブの記事と写真を見せられ、盛り下がっている自分を発見。

羽沢珈琲店

あこたちは、Roselia、雑誌掲載記念お茶会を催し、お店で友希那と紗夜の到着を待ち構えていた。3人で雑誌に載ったRoselia写真についてあれこれと話していた。洋服の趣味とか、デザインとか…。あこの衣装は燐子が作っていたのだと知り驚くリサ。Roseliaに足りないものは統一感だという話になり、あこがRoseliaのバンド衣装を作ろうなどと言い出す。

スタジオロビー

友希那がスタジオスタッフと話していると、音楽業界の人が話しかけてきた。音楽事務所に所属しないかというお誘いだったが、事務所には興味がないので断った。しかし、友希那の音楽は本物だから、一緒にFUTURE WORLD FES.に出ようなどと誘ってきたのだ!フェスは友希那の長年の夢…。コンテストなしで、本番フェスに出られる…。この事務所に入れば確実にフェスに出られる…。だけど、すぐさま返事はできなかった。

今井家、湊家の前

友希那は、さっきの事務所の話について考え込んでいた。そこへ、リサが現れ、友希那に提案があると話す。Roseliaの衣装を作ってもいいかどうかってこと。

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