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バンドリ!のハロハピ世界を笑顔に!(第16~17話)

バンドリ!

第16話 ニセモノのヒーロー

病院 ロビー

あかりの好きなものを聞き出そうとロビーであかりと話をするはぐみたち。あかりがもう嫌がって、看護師さんを呼ぼうとするのだけど、ミッシェルが最後の質問をする。あかりは、いつも病室で何をしているのだろう?その答えを引き出す間もなく、看護師さんがあかりを連れに来た。

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最後に、「…ジャー見る」とか言ってた。日曜日の朝に放映されているハッピーレンジャーのことなのかな。ということは、あかりの好きなものって、ハッピーレンジャーなんじゃないかとミッシェルは予想した。ハロハピのメンバーたちは、なぜ分かるのかと不思議がっている。

ハロハピのおしゃべりを小耳にはさんで、小児科病棟の子供らが、あかりが退院したらヒーローショーを観に行くと話していたことを教えてくれた。

数日後 弦巻家応接室

応接室では、例のごとく作戦会議が始まっていた。こころの提案がまたすごい!みんなで空飛ぶスマイル戦隊、ハロハピレンジャーになろう!というのだ。昨日、ハッピーレンジャーの人たちと話をしたらしく、朝起きたら、この衣装があったというのだ。もちろん、何度も登場する謎のスーツのお姉さんたちが手配したもの。こころは結構気に入っている様子だけど、いくらコスプレと言えどもこれでは正体はすぐにバレる、その程度の代物だ。

はぐみはノリノリで、何色にしようかと物色を始めている。薫はこのコスプレを見て、どうやら感動している様子だ。美咲も花音も乗り気ではないが、この流れだと、全員でコスプレすることになるんだろうな。

数日後・病院ロビー

ロビーでは、前回のようにハロハピのコンサートを開催した。ハロハピの恰好を見て、小児科の子供たちが変な格好だ~と声を上げる。

顔は無論見えないが、真顔でこころが、子供たちに自己紹介している。続いて、はぐみも薫も。しぶしぶ花音も美咲も…。その様子を見て、子供たちが口々にハッピーレンジャーの方がカッコいい~!と言い始める。無理もない、仮面だけなのだから。

あかりの反応は見るが、別に嬉しそうな顔もしない。あかりの笑顔を取り戻そうと、はぐみは一生けん命にあかりに話しかけるのだが、あかりはと言えば…。

ヒーローならテレビで見られる。ハッピーレンジャーも、ウルトラレンジャーも。あんなの本当はいないもん…。

ハロハピの用意した仮面は、ただのおもちゃ。ニセモノのヒーローはいらない!とあかりはきっぱりと言う。そして、看護師さんを呼び、あかりは部屋に戻ってしまった。

第17話 根拠のある自信

病院 ロビー

ヒーローの恰好は空振りに終わった。こころは、まだ何かが足りないんだと考える。はぐみも自分たちでは、あかりを笑わせることはできないのかと気を落とす。そばから、看護師さんが、あかりは病院の中でも笑うことはなく、なかなか難しい問題なのだと話す。だけど、はぐみたちが病院に来るようになってから、だいぶ話すようにはなったのだと教えてくれた。

足のけが自体は、順調な経過を辿り、問題はないのだが…。あかりは、歩きたい気持ちはあるのだけど、歩けなかったらどうしようという怖さに気持ちが負けて、どうにも動けないのだ。本当は歩ける状態なのに、ただ勇気がなくて歩けないのだ。

そんな看護師さんの話を聞いて、こころは「勇気ならあげられる!」と断言する。ただ、まだ何かが足りないのだけどと。花音は、自分と同じ状況にあるあかりの気持ちを察し、自分の場合がどうだったか回想していた。そして、花音は、こころから勇気をもらったと話し始める。

できないことなんてない。自分でできないと決めない限り、いつでも、なんでも、誰だってできるのだとこころは強く主張する。やろうと思えば、どんなことでも、なんでもできるのだ!あかりには、勇気をあげればいいんだ。

そんなふうに言いきるこころに対し、美咲は、根拠のない自信で何でもやってみようと思える人間はそうそういないと思った。そう言い放っておきながら、美咲は気付いてしまった。つまり、勇気をあげるには、あかりに「根拠のある自信」をつけてあげればいいのだ!!

まず、リハビリを始められる勇気をあげればいいんだと、美咲は結論付けた。一歩でいいから歩いてくれれば、歩ける!と分かるはず。そうすれば自信がつくじゃないか!!

ハロハピは、あかりのために何ができるのか。ハロハピはバンドだから、音楽で、あかりが勇気を持てるようなライブをやればいいということにメンバーたちは気付き始める。「なんでもできる」というのをライブで見せれば、勇気が湧いてくるのではないだろうか?

するとこころが、いいことを思い付く。つまり、みんなで勇気の出る曲を創ればいいんだと!

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