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バンドリ!の「Don’t leave me, Lisa!!!!」

バンドリ!

オープニング 1本の電話

羽丘女子学園 校門

あこたちが校門で待ち合わせをしていると、やっとリサがやってきた。Roseliaのメンバーが全員揃ったところで出発しようとした矢先、リサに電話がかかってきた。バイト先からの電話のようだ。そして、モカからもメール連絡が。困っている様子に気付いた友希那が声をかける。そして、事情を聞き、これからのバンド練習よりバイトを優先させてもいいような口ぶりをする。それを横で聞いていた紗夜はちょっと不服そうだった。

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バイトには行ってもいい。気になって集中できない練習はお断り。遅れた分は次の時に2倍頑張ってもらう…厳しいけど、友希那らしい。そして、リサは大急ぎでバイトに行ってしまう。

リサが抜ける練習は今回が初めてのこと。あこも燐子も不安が隠せなかった。リサのいないこの空気の重さに、あこはリサ姉の代わりに、何とか盛り上げようとするのだけど…。全員揃わない練習に不安を抱くのは紗夜も同様だった…。

第1話 いつもと違うスタジオ

スタジオ 受付

受付を済ませると、スタッフから、新しい機材を借りられるという話を聞き、メンバー達はそれぞれの自分のパートの機材に関心を持った。

スタジオ

友希那の掛け声で練習を開始したものの、友希那は練習内容を決めていなかった。やりたいことは決まっているが、段取りが今一つ決まっていなかった。新曲のコード進行にメロディを乗せるところをベースに考えていこうということにはなったのだが…。

10分後

あこは、みんなの様子を見て、それぞれがバラバラに練習をやっていることに物足りなかった。せっかくみんなが集まっているのだから一緒にメロディを考えながら演奏しようと提案する。すると、友希那が、どうやってメロディを決めていくのがいいだろうかと紗夜にふる。紗夜もなかなかいい考えが浮かんでこなかった。

すると、あこが次の新曲はシンバルの音を長く響かせてみたいと意見を述べる。さっきスタッフが言っていた機材を借りてみたいと言うのだ。それを受けて、燐子もシンセサイザーを使ってみたいと話す。電子音が入れば、新しい音になるし、いいメロディも思い浮かぶかもしれないと続ける。そして、紗夜もまた、新しいエフェクターを試してみたいと言う。リストの中からそれぞれ挑戦してみたい機材を選び取り入れてみることにした。

友希那からスタッフへの電話を頼まれた燐子は、ドキドキする気持ちを落ち着かせるために深呼吸を始めた。そして、あこの見守る中、燐子は、スタッフに電話連絡を取ることができてほっと安心できた。

5分後

スタッフが機材を届けにきてくれたのだが、燐子が注文したものとは違う機材が届けられ、スタッフが聞き間違えたようだった。ウクレレとパーカッションが届いてしまった!この機材ならハワイアンのメロディができそうだ。え~、やるの?もちろんやらないよね~。

第2話 長時間の練習

スタジオ

注文した機材が届き、楽器のセッティングも完了した。さて、気を取り直して練習開始。機材を変えると、どんな感じに音が変化するのだろう?みんなのチョイスは大正解。いい感じに音が響いて思った通りの音が出せていた。

1時間後

やはり借りてきた機材はどれも大正解。友希那も満足の様子だった。友希那は、それぞれのパートに適切なアドバイスをして、あこも大盛り上がり。すると、紗夜が次の曲に行くようにと催促する。せっかく場を盛り上げようとあこは頑張っているのに、紗夜も友希那も理解してくれない。燐子が一生懸命に説明し、紗夜は理解しようとするのだけれど。今度は、無駄なおしゃべりを止めるようにと友希那。あこの世界を理解するのはそんなに難しいことなのかな。

2時間後

練習が長時間に渡り、みんなの集中力もそろそろ限界になっていた。腕は痛いし、肩に痛みが走るし、音は間違える…友希那から曲に集中するように注意を受ける3人だったが…。リサがいないと、こうも練習の雰囲気が違うものなのか…。

第3話 つかの間の休息

スタジオ

友希那自身も長時間に渡る練習を続けたせいで、少し高音が出にくくなってきていた。あこは、全体のパフォーマンスが落ちてきていることに気付き、思い切って休憩を入れるように提案する。いつもなら賑やかな休憩時間のはずなのに…。燐子も思い切って提案を。お疲れモードのメンバー達は、すぐ外のカフェに移動することに。

カフェテリア

やっと落ち着いて休憩できる。飲み物とデザートとそれぞれの注文をあこがまとめ、こまごまとお世話する。

5分後

友希那がコーヒーに入れる砂糖がないと言い出し、あこがその対応に走る。ひとまず落ち着き注文の品に満足する。友希那は心の中で、この場所にリサがいてくれたなら…と早く来てくれることを願っているようだった。

第4話 予想外のアクシデント

休憩後・スタジオ

スタジオに戻ってきたメンバーたち。甘いもので疲れを癒し、リフレッシュできたところで、また練習に戻ることになった。

演奏終了後

友希那は今日の練習成果についてコメントする。それぞれのパートの音は悪くはなかった。しかし、全体の調和を考えると、音のバランスを調整することが必要だという課題が見えてきた。次の曲に新しい音を使いたいなら、どうするのがベストかそれぞれの立場で考えてくるというのが宿題になった。

そろそろ練習時間も終わりになり、機材の片付けに取りかかった。友希那はマイクケーブルの片づけを始めた途端、ギターのシールドが足に絡まり、さらに燐子が持ってきていたホットミルクをひっくり返してしまい、床が一面真っ白に!!今度は、あこがそのミルクに足を滑らせてスカートを濡らしてしまう。そして、さらに大変なことに、機材にも飛び散ってしまっている!早く拭き取らなければ!

燐子は慌ててティッシュを探すが、今日に限って、切らしてしまっている!みんな大慌てしているところに、やっとリサが現れる。そして、リサはこのスタジオで起きている惨状に気付き、まずは片付けの指揮を執る。

第5話 リサの帰還

スタジオ

リサはそれぞれのメンバーたちに指示を出し、手際よく片付けていく。メンバーたちは言われた作業に取り掛かる。あこにも濡れたスカートの処理のし方を伝え、優しく声をかける。

10分後

10分も経つと、床はきれいになり、機材も片付き、メンバー達は、リサの指示の的確さに驚く。友希那も紗夜も、そしてあこに燐子も実はリサのことを心から頼りにしているのだ。

リサは急に入ったシフトのお礼にと店長からもらったお菓子類をみんなで分けようと提案する。あこは今まで我慢していた感情が解放されて、わっとリサに抱き着いてきた。リサの顔を見てやっと安心できたのである。それは燐子にとっても同様だった。

紗夜は、「お疲れさま」ということで、リサにはちみつ飴を差し出す。そして、友希那までもが今日は妙に優しい。リサの肩まで揉んでくれている。いつもならこんなこと、有り得ないのに、その友希那がリサの肩を?あまりにいつもと様子が違うので、またまた何かを企んでいるのでは??とリサは疑ってしまう。みんな声を揃えて否定するけれど、なぜ自分にみんなが優しくしてくれるのか、リサはさっぱり分らなかった。

帰ろうとするリサに、あこが大きな声で「帰っちゃダメ!」と。「Roseliaにはリサがいないとダメなんだ~」とあこ。

スタジオを出て、帰り道ファミレスにみんなで寄って話して帰ることになった。紗夜が「いろいろあったんですよ~」としんみりと。何があったのか本当に気になるリサだった。

エンディング それぞれの想い

ファミリーレストラン

ファミレスで、さっそく何を注文するか決める。やっぱりここでもリーダーシップを取るのはいつものようにリサだ。みんな一人ひとりに注文を聞き、リサがそれを取りまとめる。あこが珍しく紗夜に注文した特盛超お得ポテトを一緒に食べようと誘っている。何もかもいつもと違った感じがする。

疲れた表情をしているみんなに対して、今日何があったのかとリサは問う。友希那がいろいろあって大変だったと。そして代表して話すようにあこに指示する。今度はあこが、一部始終を話して聞かせ、リサはそれを聞いて大笑いする。

リサが大笑いするのを見て、紗夜はきまり悪そうにする。そして、リサは自分がその場にいなくて、みんながてんてこ舞いだったということが分かり、急に抜けたことを謝る。すると紗夜が、普段からリサに助けられていることが今日一日でよく分かったとポツリ。そして、Roseliaの雰囲気をよりよくしているのは何を隠そうリサ本人なのだと話す。

そして、友希那も今日の出来事を通して、みんなリサの有難味が分かったのだと話す。Roseliaにはリサがいてくれないと困ると続ける。それを聞いて、リサは嬉しい気持ちでいっぱいになり泣きそうになる。みんながリサを心から頼りにしていることが分かり、リサは練習にもやる気がみなぎってきた。

注文したメニューが揃い、みんなで食べることになった。さりげなく、コーヒー用の砂糖を手渡すリサに、友希那は改めてリサの有難味を感じ、同時に自分自身がいかにリサを頼りにしているか再確認する友希那だった。

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