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バンドリ!のハロハピ世界を笑顔に!(第7~9話)

バンドリ!

第7話 掛け声、これでどーかな?

弦巻家 応接室

バンドで世界を笑顔にする!音楽で世界を笑顔に…。目的は決まったが、どうやってこれを実現していけばよいのだろう。良い考えが出ず、考え始めてからかれこれ1時間にはなる。具体的な方法は思い浮かばないが、こころは、ここにこうしてみんなが揃った時点で、このメンバーが集まる運命には理由があるのだと考え始める。

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花音はこれまで、いつも人に言われるままだったけど、こんな自分にもここにこうしている理由があるのだとすれば…だけど、果たしてみんなと一緒に何かをできるのだろうか…と考え始める。

でも、美咲はここにいる理由なんてないと思っている。だって、バンドを断るためにここに来ている訳だから。美咲は自分だけはここにいる理由が違うんだ、と心の中で考え続けている。

こころは、とにかく出会った人に、「一緒に笑顔になろう!」と呼びかければいいのじゃないかと結論づける。しかし、この手はすでに失敗していることにも気づかずに…。普通「結構です、アハハ」というのは、賛同してないってことでしょう。まさか、賛同してくれたと思い込んでないよね。

せっかくバンドを作ったのだから、今までと違うことがしたいとこころ。相手を楽しませるためには、まず自分たちが楽しいことをしなければ!とこころ。はぐみはこの考えに大賛成する。でも、まだ「楽しいこと」がはっきりと見つからないメンバーたち。仕方なく、横からまだ楽器がないことに気付かせる美咲。

さっそく楽器を用意しようと考えたこころ。すると、謎のスーツの集団が現れて、ギター・ベース・ドラムは全て整えてあるとこころに伝える。美咲は、この準備の手際よさに、一体このスーツの集団は何者だろうかと思ってしまう。

楽器も揃ったし、バンドをやればきっと何かが起こる、そして、絶対みんな笑顔になる!と本気で思っているこころだった。はぐみもどこかこころに似ているところがあり、やる気は十分!この5人には、何か掛け声が必要だと考える。そして、すごくいい掛け声を思い付く。

「ハッピー!ラッキー!スマイル!イエーイ!」

こころとはぐみ、薫までもが声を揃えて掛け声をかけている!大体、簡単に物事が決まり過ぎだ!楽器は揃ったとして、一体どんな音楽を奏でればいいのだろう?と薫。これすら決まっていなかったことに美咲は、今さらながら呆れ果てる。

美咲は、内心こんなのに付き合っちゃいられない!と本気で思い、花音に今すぐ一緒に帰ろう!と声をかける。しかし、花音はといえば、迷惑な話ではあるが、こうやって次々と周りを巻き込んでいくこころのことが気になって、もう少し成り行きを見ていたいという気持ちになっていた。美咲の声かけに応えない花音に、美咲は、帰るに帰れない状況に追い込まれて行く。

第8話 ミッシェルが来たよ!

数日後・駅前

美咲は、駅前で花音が来るのを待っていた。花音は今回も方向音痴のせいで、待ち合わせ時間にやはり遅れてしまったのだ。花音は美咲にすまない気持ちでいっぱいになり謝るのだが、美咲も、バンドの中で話が通じるのは花音だけなので正直助かっていると話すのだった。そして、取りあえずこころ達がバンド活動に飽きるか落ち着くまで、2人で何とか乗り切ろうと心を合わせる。

スタジオ

今日はスタジオ入り初日だというのに、もうこころはライブが決まらない!と騒いでいる。演奏する曲を持っていないということがどんなに致命的なことかまるで分っていない。それ、ライブを断られても当然でしょ。こころの性急な考え方にどんどん流されていくはぐみと薫。見かねた花音が勇気を出して、みんなに意見する。「ライブハウスは客が来ないと困る。だからある程度上手なバンドでなければライブは難しい」のだと。

美咲は、例の謎のスーツの集団に頼めばいいとこころに言うと、こころはダメだと。これは自分たちのバンドなのだから、ライブの演出も衣装も全部自分たちでやらなければ。人の力を借りたら、オリジナリティはおろかアーティスト性が曖昧になり、元に戻らなくなるなどと話す。きっと、こころはこの意味をしっかり踏まえた上で言っている訳ではないだろう。

早く一人前になりたい!そしたら、もっと楽しくなるだろうとこころ。まじめに練習して、4,5曲演奏できるようになって、話はそれからだろうと美咲。

はぐみは謎のスーツの集団からベースを準備してもらい、その後、家でいっぱい練習して基礎はできるようになったと話す。美咲にはそもそも演奏する楽器もないわけだし、スタジオにいてもやることがないし…と考える。そんな時、こころは、ライブが決まらなかった理由について、ミッシェルがいなかったからバンドとしてのオリジナリティが弱かったせいだと結論付ける。

スタジオ ロビー

眠気覚ましにコーヒーを買いに出た美咲は、謎のスーツの集団が、そこでコーヒーを淹れるのを待つように促す。そして、手渡された衣装。ミッシェルの着ぐるみだ。どうやら商店街のマスコットキャラを買い取ったのらしい。そして、ライブの交渉も進めているらしい。美咲は、さっきこころが話していたことを思い出し、ライブの交渉にはストップをかける。

スタジオ

美咲は、ミッシェルの着ぐるみを着て、スタジオへと戻る。こころたちは大喜びする。

1週間後・弦巻家 応接室

あれから1週間が過ぎ、なんだかんだあったが美咲は、こころたちのバンドがライブハウスに出られるように手を打った。謎のスーツの集団のおかげで、前の着ぐるみは息苦しいものだったけど、声が出るように改良されていた。ライブハウスに出られるようになったと聞き、花音は驚いている。結成したてのバンドでも出られるイベントを見つけたのだった。それはそうと、ミッシェルは何の楽器をする?クマだから難しいだろうということになり、こころは、レコードをかけて音楽を流すDJがいい。DJだったらクマでもできるんじゃないかと提案する。

第9話 ハロー、ハッピーワールド!

弦巻家 応接室

ミッシェルはこのバンドのDJ。DJがいるバンドってカッコいいとワクワクを隠せないこころだった。ミッシェルはと言えば、CDを流すだけなら楽しそうだし~と思い、DJのミッシェルというクマ枠で、正式にこのバンドのメンバーになった。こころは、これからスタジオ練習に行くと言っている。なんだか話はどんどん変な方向に…とはいうものの、ライブは自分が決めたんだし、この1回くらいはまあいいか…という具合になっていき、美咲はこころに抗えないでいた。

1週間後・スタジオ

ミッシェルは、このバンドの一員となり、今やこころの一声でDJの役目をこなす。自主練の成果も上がり、なかなかの演奏になってきている。美咲は、自分が骨折って頑張った分の成果があったと本気で感じる。はぐみはベースの腕を上げている。かなり根性で頑張ったんだろうな。薫はまだ安定はしていないけど、とにかく華がある。あの自信なけだった花音も上手く叩けているし、こころはいつも通り張り切ってバク転してるし、何だかみんないい感じになってきている。

こころは、これでもう本番は完璧だと大喜びしてはいるけど、まだ1曲仕上がっただけ。だけど、1曲できるってことは、この後何曲でもできるっていることだとこころはポジティブに考える。まあ、ここまでうまく行ってよかったとほっとする美咲。

花音は自分の出来具合が気になって、どうだったかを美咲に尋ねる。みんなを支えるように上手く叩けていた、ドラムを辞めなくてよかったのではないかと美咲に言われ、花音は嬉しくなる。はぐみは、自分たちのこのバンド名が決まってないことに気付き、こころに尋ねる。すると、こころはすでに決まっていると。

「ハロー、ハッピーワールド!」誰かを笑顔にするには、まず自分から笑顔になって、ハロー!って話しかけないと、とこころは続ける。それを聞いたメンバーたちは、即座に納得。すごくいいネーミングだと思う。ミッシェルの中の美咲は、蒸し暑さに我慢できなくなり、クマの頭部を外す。それを見たはぐみは本気で驚いて、ミッシェルの頭が女の子になった!と大騒ぎする。こころに至っては、いつの間にか女の子とミッシェルが入れ替わったんだなどと言う。薫は、本物のミッシェルはどこへ行ったのかと大騒ぎ。

こころは、ミッシェルの中から出てきた美咲を見て、誰だか思い出せないと言う。この前一緒に作戦会議をしたし、同じクラスで毎日会っていると美咲は伝える。花音が、ミッシェルは美咲で…と説明しかかるが、そう思っていないこころは、本物のミッシェルを捜しに行こうと提案する。何をどう説明しても分ってくれない3人。お手上げ状態の美咲だった。

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